予防接種は、感染症の発症や重症化を防ぐために大切な医療です。とくに高齢の方、持病のある方、お子さま、妊娠を考えている方やそのご家族にとって、必要なワクチンを適切な時期に受けることは、日々の健康管理につながります。
護国寺内科・循環器クリニックでは、健康診断とあわせて各種予防接種にも対応しており、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、MRワクチン、B型肝炎ワクチン、小児ワクチンなどについてご相談いただけます。
この記事では、当院で受けられる予防接種の種類や、接種前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。
予防接種とは?感染症の発症や重症化を防ぐための大切な対策
予防接種とは、ワクチンを接種することで、特定の感染症に対する免疫をつける、または免疫を高めるための医療です。感染症の種類によっては、発症すると重症化したり、周囲の方へ感染を広げたりすることがあります。予防接種は、こうした感染症のリスクを下げるために行われます。
予防接種の目的は感染予防だけではありません
予防接種には、感染症の発症を防ぐ目的だけでなく、発症した場合の重症化を防ぐ目的もあります。とくに高齢の方、基礎疾患のある方、お子さまは、感染症にかかった際に体への負担が大きくなることがあるため、年齢や体調に合わせて必要な予防接種を検討することが大切です。
また、予防接種はご自身の健康を守るだけでなく、ご家族や周囲の方を守ることにもつながります。妊娠を考えている方やそのご家族では、風しんなど一部の感染症について、事前に抗体の有無を確認し、必要に応じて接種を検討することがあります。
予防接種制度や各ワクチンの基本情報については、厚生労働省の予防接種・ワクチン情報も参考になります。
定期接種と任意接種の違い
予防接種には、定期接種と任意接種があります。定期接種は、予防接種法に基づいて対象年齢や接種時期などが定められている予防接種で、条件に該当する場合は公費助成の対象となることがあります。
一方、任意接種は、希望に応じて受ける予防接種です。費用は原則として自己負担となりますが、自治体によっては一部のワクチンで助成制度が設けられている場合があります。
どのワクチンが必要かは、年齢、接種歴、持病の有無、生活環境、自治体の助成制度などによって異なります。接種を迷っている方は、事前に医療機関へ相談しましょう。
当院で受けられる予防接種
護国寺内科・循環器クリニックでは、成人の方からお子さままで、各種予防接種に対応しています。予防接種は、年齢や接種歴、持病の有無、生活環境によって、受けるべき種類や接種のタイミングが異なります。また、ワクチンによっては自治体の助成制度を利用できる場合があるため、接種前に対象条件を確認しておくことが大切です。
当院では、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、MRワクチン、B型肝炎ワクチン、小児ワクチンなどに対応しています。どの予防接種を受ければよいかわからない方、過去の接種歴が不明な方、助成制度の対象になるか確認したい方も、お気軽にご相談ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労、免疫力の低下などをきっかけに再び活性化することで起こる病気です。体の片側に痛みや赤み、水ぶくれが出ることが多く、症状が治まったあとも神経痛が長く残る場合があります。
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症や重症化を防ぐために行う予防接種です。とくに50歳以上の方や、過去に帯状疱疹にかかったことがある方、帯状疱疹後神経痛が心配な方は、接種を検討するきっかけになります。
当院では、帯状疱疹ワクチンとしてシングリックスに対応しています。シングリックスは2回接種が必要なワクチンです。文京区の助成対象となる場合がありますが、年齢や条件によって自己負担額が異なるため、接種をご希望の方は事前にご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、肺炎や気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎などの原因となる細菌です。特に高齢の方や、心臓病、糖尿病、呼吸器疾患などの基礎疾患がある方では、感染した際に重症化するリスクがあります。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による感染症の予防や重症化予防を目的として行う予防接種です。高齢の方はもちろん、持病がある方、過去に肺炎を経験した方、感染症への不安がある方は、接種について医師に相談することをおすすめします。
当院では、肺炎球菌ワクチンに対応しています。過去に肺炎球菌ワクチンを接種したことがある方は、接種時期やワクチンの種類によって次回接種の判断が変わる場合があります。接種歴がわかるものをお持ちの方は、受診時にご持参ください。
HPVワクチン
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスへの感染を予防するためのワクチンです。主に小学校6年生から高校1年生相当の女性が定期接種の対象となりますが、対象年齢や接種歴によっては公費で接種できる場合があります。
HPVは多くの方が一度は感染する可能性があるウイルスですが、一部の型に持続感染すると、子宮頸がんなどの病気につながることがあります。そのため、対象年齢の方は、できるだけ適切な時期に接種を検討することが大切です。
当院では、HPVワクチンとしてシルガード9に対応しています。接種回数やスケジュールは、接種を開始する年齢や過去の接種歴によって異なります。定期接種やキャッチアップ接種の対象になるか不明な方は、接種券や母子手帳などを確認のうえ、ご相談ください。
MRワクチン
MRワクチンは、麻しんと風しんを予防するための混合ワクチンです。麻しんは感染力が非常に強く、肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。風しんは比較的軽い症状で済むこともありますが、妊娠中の方が感染すると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。
そのため、MRワクチンはお子さまの定期接種だけでなく、成人の方にとっても重要な予防接種です。とくに妊娠を希望している方のご家族、風しんの抗体価が低い方、過去の接種歴が不明な方は、抗体検査やワクチン接種を検討することがあります。
当院では、MRワクチンに対応しています。抗体検査の結果によっては、接種が不要となる場合もあります。また、対象条件に該当する方は公費助成を利用できる場合がありますので、接種を希望される方は事前にご相談ください。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ワクチンは、B型肝炎ウイルスへの感染を予防するためのワクチンです。B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染することがあり、感染すると肝炎を引き起こす場合があります。
成人では、医療・介護職など感染リスクのある環境で働く方、海外渡航を予定している方、将来的な感染予防を考えたい方などが接種を検討することがあります。接種が必要かどうかは、生活環境や職業、過去の接種歴、抗体の有無などによって異なります。
当院では、B型肝炎ワクチンに対応しています。成人の方は原則として自費診療となります。接種回数や間隔については、接種歴や抗体検査の状況により確認が必要ですので、希望される方は事前にお問い合わせください。
小児ワクチン
お子さまの予防接種は、感染症からお子さま自身を守るだけでなく、ご家族や周囲の方への感染拡大を防ぐことにもつながります。生まれたばかりのお子さまは、お母さんから受け継いだ免疫を持っていますが、その免疫は成長とともに少しずつ弱まっていきます。そのため、適切な時期に必要なワクチンを接種することが大切です。
小児ワクチンは種類が多く、接種時期や接種間隔も決められています。予定通りに進めることが理想ですが、体調不良や予定の都合で接種が遅れてしまうこともあります。接種スケジュールに不安がある場合や、どのワクチンを受ければよいかわからない場合も、医療機関で相談しながら進めることができます。
当院では、お子さまの各種予防接種にも対応しています。ご来院の際は、母子手帳や予診票、接種券などをお持ちください。接種の遅れが気になる方、スケジュールを確認したい方もご相談いただけます。
文京区で予防接種を受ける前に確認したいこと
予防接種を受ける際は、希望するワクチンの種類だけでなく、対象年齢、接種回数、接種間隔、過去の接種歴、助成制度の有無などを事前に確認しておくことが大切です。同じワクチンでも、年齢や接種歴によって公費助成の対象になる場合と、自費での接種になる場合があります。
また、予防接種は体調がよい日に受けることが基本です。発熱している場合や、体調に不安がある場合、持病の治療中で服薬している場合などは、接種できるかどうかを医師に確認する必要があります。安心して接種を受けるためにも、事前に必要な情報を整理しておきましょう。
助成制度の対象になるか確認しましょう
文京区では、予防接種の種類によって助成制度や対象条件が異なります。たとえば、年齢や接種歴、住民登録の有無、過去に同じワクチンの助成を受けたことがあるかなどによって、自己負担額や接種方法が変わる場合があります。
助成制度を利用する場合は、対象者に送付される予診票や接種券が必要になることがあります。予診票を忘れた場合や、指定された医療機関以外で接種した場合は、助成を受けられず全額自己負担となることもあるため注意が必要です。
接種を希望するワクチンが助成対象になるかどうかは、文京区公式サイトの予防接種ページで確認できます。帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、こどもの予防接種、成人の麻しん・風しん抗体検査およびワクチン接種費用助成など、種類ごとに案内が分かれています。最新の対象条件や自己負担額は変更される場合があるため、接種前に確認しておきましょう。
接種歴や抗体検査の結果を確認しましょう
予防接種を受ける前には、過去に同じワクチンを接種したことがあるか、何回接種しているかを確認することが大切です。ワクチンによっては、過去の接種回数や接種時期によって、追加接種が必要かどうかの判断が変わります。
お子さまの場合は、母子手帳でこれまでの接種歴を確認できます。成人の方でも、過去の予防接種記録や抗体検査の結果が手元にある場合は、受診時に持参すると相談がスムーズです。特にMRワクチンでは、麻しんや風しんの抗体検査の結果によって、接種が必要かどうかを判断することがあります。
接種歴がわからない場合でも、自己判断で接種を決めるのではなく、医師に相談しましょう。年齢、生活環境、持病の有無、今後の妊娠予定、職業上の感染リスクなどを踏まえて、必要な予防接種を確認することができます。
持病や服薬中の薬がある方は事前に相談しましょう
持病がある方や、現在服薬中の薬がある方は、予防接種の前に医師へ相談することが大切です。心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、腎臓病などで通院中の方は、感染症にかかった際に重症化しやすい場合がある一方で、体調や治療内容によっては接種のタイミングに注意が必要なこともあります。
また、免疫を抑える薬を使用している方、がん治療中の方、過去にワクチンで強い副反応が出たことがある方、アレルギーがある方は、接種できるワクチンの種類や接種時期について個別の判断が必要です。安全に接種するためにも、現在治療中の病気や服用している薬について、できるだけ詳しく医師に伝えましょう。
護国寺内科・循環器クリニックでは、内科・循環器内科の診療とあわせて、持病のある方の予防接種についてもご相談いただけます。接種してよいか不安な方、どのワクチンが必要かわからない方は、予約時または受診時にご相談ください。
予防接種に関するよくある質問
予防接種は、ワクチンの種類や年齢、接種歴、助成制度の有無によって確認すべき内容が異なります。ここでは、当院で予防接種を検討されている方からよくある質問について解説します。
予防接種は当日でも受けられますか?
予防接種は、ワクチンの在庫状況によって当日接種が難しい場合があります。そのため、接種をご希望の方は、事前にご予約またはお問い合わせいただくことをおすすめします。
特に、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、MRワクチン、B型肝炎ワクチンなどは、接種回数や接種間隔、助成制度の対象条件を確認したうえで進める必要があります。
また、ワクチンによっては取り寄せが必要になる場合もあります。希望する予防接種が決まっている方は、予約時にワクチン名をお伝えください。どのワクチンを受ければよいかわからない方も、接種歴や年齢、持病の有無などを踏まえてご相談いただけます。
複数のワクチンを同時に接種できますか?
複数のワクチンを同じ日に接種できるかどうかは、ワクチンの種類や体調、接種歴によって判断が異なります。接種の目的やスケジュールによっては、同時接種を検討できる場合もありますが、すべてのケースで同じ対応になるわけではありません。
特に、お子さまの予防接種では、決められた接種スケジュールに沿って進めることが大切です。接種が遅れている場合や、複数のワクチンをどの順番で受ければよいかわからない場合は、母子手帳を確認しながら医師に相談しましょう。
成人の方でも、帯状疱疹ワクチンや肺炎球菌ワクチン、MRワクチン、B型肝炎ワクチンなど、複数の接種を検討している場合は、体調や接種間隔を確認したうえで進めることが大切です。
助成が使えるかどうかはどこで確認できますか?
予防接種の助成制度は、ワクチンの種類や年齢、住所、接種歴などによって対象条件が異なります。文京区にお住まいの方は、文京区の公式ホームページや、区から届く接種券・予診票などで対象条件を確認できます。
助成制度を利用する場合は、接種券や予診票などの書類が必要になることがあります。必要書類を忘れてしまうと、助成を利用できず自費での接種となる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
また、助成制度の内容は年度によって変更されることがあります。接種を検討している方は、最新の対象条件や自己負担額を確認したうえで、医療機関へお問い合わせください。
接種するか迷っている場合も相談できますか?
接種するかどうか迷っている場合も、ご相談いただけます。予防接種は、年齢、持病の有無、過去の接種歴、生活環境、感染リスクなどによって必要性が異なります。そのため、インターネットの情報だけで判断するのではなく、ご自身の状況に合わせて医師に相談することが大切です。
たとえば、高齢の方や基礎疾患のある方では、感染症にかかった際の重症化予防という観点からワクチン接種が重要になることがあります。また、妊娠を考えている方やそのご家族では、風しんなど一部の感染症について、抗体の有無を確認したうえで接種を検討することがあります。
「自分は対象になるのか」「過去に接種したか覚えていない」「助成制度を使えるかわからない」といった場合も、接種歴や必要書類を確認しながらご相談いただけます。護国寺内科・循環器クリニックでは、患者さまの年齢や体調、持病の有無を踏まえて、必要な予防接種についてご案内します。
文京区・護国寺で予防接種をご希望の方は当院へご相談ください
護国寺内科・循環器クリニックでは、文京区・護国寺周辺で予防接種を希望される方に向けて、各種ワクチン接種に対応しています。予防接種は、年齢や接種歴、持病の有無、生活環境によって必要性が異なるため、「自分は対象になるのか」「どのワクチンを受ければよいのか」と迷われる方も少なくありません。
当院では、内科・循環器内科の診療とあわせて、患者さま一人ひとりの健康状態をふまえた予防接種のご相談が可能です。高齢の方、基礎疾患のある方、お子さま、妊娠を考えている方やそのご家族など、感染症への備えを検討したい方はお気軽にご相談ください。
当院で対応している予防接種
当院では、以下のような予防接種に対応しています。
| ワクチン | 主な対象・目的 |
|---|---|
| 帯状疱疹ワクチン | 50歳以上の方、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛を予防したい方 |
| 肺炎球菌ワクチン | 高齢の方、肺炎の重症化を防ぎたい方、基礎疾患のある方 |
| HPVワクチン | 子宮頸がん予防を目的とする方、定期接種やキャッチアップ接種の対象となる方 |
| MRワクチン | 麻しん・風しんを予防したい方、抗体価が低い方、妊娠を考えている方の周囲の方 |
| B型肝炎ワクチン | B型肝炎ウイルス感染を予防したい方、感染リスクが気になる方 |
| 小児ワクチン | お子さまの定期接種や接種スケジュールを確認したい方 |
予防接種の種類によって、接種回数や接種間隔、費用、助成制度の有無が異なります。文京区の助成対象となる場合もありますが、対象年齢や条件によって自己負担額が変わることがあります。接種を希望される方は、接種券や予診票、母子手帳、過去の接種歴がわかるものをご用意のうえ、ご相談ください。
また、ワクチンの在庫状況により、当日の接種が難しい場合があります。接種をご希望の方は、事前にご予約またはお電話でお問い合わせください。
健診とあわせた健康管理も可能です
当院では、予防接種だけでなく、定期健診、雇入れ時健診、特定健診などにも対応しています。健診は、生活習慣病や体調の変化に早く気づくための大切な機会です。一方で、予防接種は感染症の発症や重症化を防ぐための備えになります。
たとえば、健診で血圧や血糖値、脂質異常などの指摘を受けた方は、生活習慣病の管理とあわせて、感染症への備えについても考えることが大切です。高血圧、糖尿病、心臓病、呼吸器疾患などがある方は、感染症にかかった際に体への負担が大きくなることがあるため、必要な予防接種について医師に相談しておくと安心です。
護国寺内科・循環器クリニックでは、健診結果の確認から必要な治療、予防接種の相談まで、継続的な健康管理をサポートしています。文京区・護国寺周辺で、健診や予防接種を受けられる医療機関をお探しの方は、当院へご相談ください。
