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痛風とは?症状・原因・検査・治療・予防を医師がわかりやすく解説

2026年5月11日 痛風

足の親指が急に腫れて強く痛む。そんな症状が出ると、「これって痛風かもしれない」「しばらく様子を見ても大丈夫だろうか」と不安になる方は少なくありません。

痛風は、血液中の尿酸が高い状態が続き、関節に尿酸の結晶がたまることで強い炎症を起こす病気です。高尿酸血症は痛風だけでなく、尿路結石や腎障害の原因になることがあり、肥満や高血圧、脂質異常症、高血糖を伴いやすいことも知られています。

また、痛みが落ち着くと「もう治った」と感じてしまいがちですが、症状がいったんおさまっても、原因である尿酸値の管理ができていなければ再発につながることがあります。だからこそ、痛みへの対処だけでなく、なぜ起きたのか、今後どう予防していくのかまで含めて考えることが大切です。

護国寺内科・循環器クリニックでは、生活習慣病の診療の一つとして高尿酸血症にも対応しており、何科を受診すべきか迷う症状についても相談しやすい体制を整えています。

この記事では、痛風の症状、原因、検査、治療、予防のポイントをわかりやすく解説します。健診で尿酸値を指摘された方や、痛風をくり返したくない方も、ぜひ最後までご覧ください。

痛風とは?症状・原因・検査・治療・予防を医師がわかりやすく解説

痛風は尿酸の結晶が関節で炎症を起こす病気

痛風は、血液中で増えた尿酸が結晶となって関節にたまり、その結晶に対して強い炎症が起こることで発症する病気です。

ある日突然、足の親指の付け根が赤く腫れ、歩けないほど強く痛む発作として始まることが多く、この強い関節炎がいわゆる「痛風発作」です。尿酸が高い状態そのものには自覚症状がないことも多いため、痛みが出て初めて異常に気づく方も少なくありません。

高尿酸血症と痛風の違い

高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高い状態を指します。一般に、血清尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症とされます。

一方で、痛風はその高尿酸血症が続いた結果として、関節にたまった尿酸結晶が炎症を起こし、強い痛みとして現れた状態です。つまり、高尿酸血症は痛風の原因となる状態であり、痛風はその代表的な症状の一つといえます。

尿酸値が高いだけの段階では「痛くないから大丈夫」と考えてしまいがちですが、それでは根本的な解決にはなりません。

高尿酸血症を放置すると、痛風発作をくり返すだけでなく、尿路結石や腎障害につながることもあります。さらに、肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖を合併しやすいことも知られており、生活習慣全体を見直すきっかけとして捉えることが大切です。

参考として、厚生労働省のe-ヘルスネットでも高尿酸血症の基本が整理されています。

痛風が起こりやすい人

痛風は、男性に多い病気として知られています。また、食べ過ぎや飲み過ぎ、体重増加、運動不足といった生活習慣に加え、腎機能の低下や体質、服用中の薬が関係する場合もあります。

特に健診で尿酸値を指摘されたことがある方、血圧や体重の管理も気になっている方は、痛風発作が起きていなくても早めに相談しておくことが安心につながります。

護国寺内科・循環器クリニックでは、生活習慣病の診療の一つとして高尿酸血症にも対応しており、何科を受診すべきか迷う症状についても相談しやすい体制が案内されています。尿酸値だけを見るのではなく、血圧や体重、生活習慣も含めて確認しながら、再発予防まで見据えて考えていくことが大切です。

痛風の症状

足の親指に多い突然の強い痛み

痛風のもっとも典型的な症状は、ある日突然あらわれる強い関節の痛みです。とくに多いのは足の親指の付け根で、夜間から朝方にかけて急に痛みが出ることがあります。

痛みは短時間で強くなり、歩くのがつらいほどになることもあります。日本整形外科学会でも、足の親指の付け根が赤く腫れて強く痛むことが代表的な症状として紹介されています。

ただし、痛風が起こるのは足の親指だけではありません。足首、足の甲、アキレス腱の付け根、膝、手首、肘に起こることもあります。最初は一つの関節に症状が出ることが多いものの、くり返すうちに複数の関節に広がることもあります。

赤み・腫れ・熱感が出るとき

痛風発作では、痛みだけでなく、関節の赤み、腫れ、熱感が目立つことがあります。触れるだけで痛みが強くなることもあり、靴を履く、布団が触れる、体重をかけるといった日常動作が難しくなる方もいます。MSDマニュアル家庭版でも、発作時には関節が腫れて熱をもち、皮膚が赤みを帯びることがあると説明されています。

また、発作の際に発熱、だるさ、脈が速くなるといった全身症状を伴うこともあります。とくに高い熱がある場合や悪寒が強い場合は、痛風だけでなく関節の感染が隠れている可能性もあるため、自己判断せず早めの受診が大切です。

痛風と見分けたい関節痛

関節が赤く腫れて痛むからといって、必ずしも痛風とは限りません。見た目がよく似ていても、感染による関節炎、別の結晶性関節炎、外傷による炎症であることがあります。

そのため、初めて強い関節痛が出たときや、いつもの発作と様子が違うときは、症状だけで決めつけないことが重要です。MSDマニュアル家庭版でも、高熱や悪寒、強い全身症状を伴う場合は、関節の感染や別の問題の可能性があるため、医師に連絡するか救急受診を検討すべきとされています。

痛風は典型的な症状から疑われることが多い一方で、確実な診断には関節の状態や血液検査の確認が必要です。日本整形外科学会も、発作中の関節内に尿酸結晶があることを確認するのが確実な診断につながると案内しています。

護国寺内科・循環器クリニックでも、何科を受診すべきか迷う症状を相談しやすく、必要に応じて検査や専門医療機関との連携ができる体制が示されています。

痛風を放置するとどうなるか

痛風発作をくり返しやすくなる

痛風は、一度強い痛みが治まったとしても、それで原因そのものがなくなったわけではありません。血液中の尿酸が高い状態が続くと、関節の中に尿酸塩結晶がたまりやすいままとなり、再び炎症が起こって痛風発作をくり返すことがあります。

日本整形外科学会でも、発作が治まった後に尿酸値をコントロールする薬を長期間続けることが大切であり、自己判断で中断すると再発しやすいと案内しています。

痛みがなくなると受診をやめてしまう方もいますが、痛風は痛い時だけ対応すればよい病気ではありません。発作をくり返すほど日常生活への影響も大きくなり、歩行、通勤、仕事に支障が出ることもあります。症状が落ち着いた時期こそ、再発予防のために尿酸値を見直すことが重要です。

尿路結石や腎機能低下につながることがある

高尿酸血症を放置すると、関節だけでなく腎臓や尿路にも影響が及ぶことがあります。e-ヘルスネットでは、高尿酸血症は痛風だけでなく尿路結石や腎障害の原因になると説明されています。日本整形外科学会でも、高尿酸血症の状態が続くと腎臓に尿酸結石が生じ、腎機能が悪化することがあるとされています。

尿路結石が起こると、背中や脇腹に強い痛みが出ることがあります。痛風の関節痛とは別の場所の症状だから関係ないと考えてしまいがちですが、尿酸が高い状態が続いているサインの一つとして捉えることが大切です。関節の痛みが落ち着いていても、体の中では負担が続いている可能性があります。

高血圧や肥満と重なると全身リスクが高まる

高尿酸血症のある方では、肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖を複合的に合併しやすいことが知られています。e-ヘルスネットでも、そのような背景をもつ方では循環器病のリスクにも注意が必要とされています。つまり、痛風は関節の痛みだけを見るのではなく、生活習慣病全体の中で捉えることが大切な病気です。

護国寺内科・循環器クリニックでも、生活習慣病の診療対象として高尿酸血症を掲げており、何科に行くべきか迷う症状も相談しやすい体制と、必要に応じて専門医療機関と連携できる体制が案内されています。痛風を単発の痛みとして終わらせず、血圧、体重、健診異常も含めて見直していくことが、将来の再発予防につながります。

痛風の原因

尿酸が増えすぎる理由

痛風の原因を理解するうえで大切なのは、まず「尿酸」が体の中で増えすぎる仕組みです。尿酸は体内で常につくられており、血液中の尿酸値が高い状態になると、関節の中に尿酸塩結晶が生じやすくなります。そして、その結晶に対して炎症が起こることで、痛風発作につながります。

つまり、痛風は突然起こる病気に見えても、その背景には高尿酸血症が続いている状態があります。

高尿酸血症は、尿酸が多くつくられすぎる場合だけでなく、腎臓からうまく排出されない場合にも起こります。日本整形外科学会でも、腎臓から尿酸を排出する機能の低下が原因の一つとされており、痛風は単に食べ過ぎだけで説明できる病気ではないことがわかります。

食事・飲酒・体重増加の影響

食生活や飲酒習慣は、尿酸値に大きく関わります。e-ヘルスネットでは、プリン体を多く含む食品の摂取が多い人では、それらを控えることが予防に有効とされています。

また、アルコールは種類にかかわらず尿酸値を高くする働きがあるため、ビールだけでなくお酒全体の量を見直すことが重要です。甘い飲み物も尿酸値に影響しやすいため、日常的に飲んでいる方は注意が必要です。

さらに、肥満は高尿酸血症と深く関係しています。高尿酸血症のある方では、肥満や高血圧、高血糖、脂質異常症を複合的に合併しやすいことが示されており、痛風を関節だけの問題として考えないことが大切です。体重増加が気になっている方や、健診で複数の異常を指摘された方は、尿酸値も含めて一緒に見直していく必要があります。

体質・腎機能・服用中の薬が関係することもある

痛風には、体質的ななりやすさが関係することもあります。e-ヘルスネットでは、高尿酸血症や痛風、尿路結石は男性に多く、女性では閉経後に増えやすいことが示されています。

こうした背景から、家族に尿酸値が高い方がいる場合や、自分は食生活にそれほど心当たりがないのに尿酸値を指摘された場合でも、体質を含めて考える視点が大切です。

また、腎機能の低下によって尿酸が排出されにくくなることがあり、服用中の薬が影響する場合もあります。日本整形外科学会では、降圧利尿薬が原因になることがあると案内しています。高血圧や心臓の病気で治療中の方は、自己判断で薬をやめるのではなく、現在の治療内容も含めて医師に相談することが大切です。

護国寺内科・循環器クリニックでも、高尿酸血症を生活習慣病の一つとして診療対象に掲げており、何科に行くべきか迷う症状も相談しやすい体制が案内されています。

痛風かなと思ったら何科を受診するか

痛風は内科で相談しやすい

足の親指の付け根が急に赤く腫れて強く痛む。健診で尿酸値が高いといわれている。そうした場合、まずは内科で相談するのがよい選択です。

痛風は関節の痛みとして現れますが、背景には高尿酸血症があり、生活習慣や腎機能、服用中の薬の確認まで含めて診ることが大切だからです。日本整形外科学会でも、痛風は高尿酸血症を土台として起こり、定期的な血液検査と尿酸値の管理が重要とされています。

護国寺内科・循環器クリニックでも、生活習慣病の診療項目として高尿酸血症を掲げており、何科に行くべきか迷う症状も相談しやすい体制が案内されています。痛みが強い時だけではなく、健診で尿酸値を指摘された段階でも相談しやすい点は、内科受診の大きなメリットです。

すぐ受診したい症状

痛風発作は自然に痛みが軽くなることもありますが、自己判断で様子を見すぎないことが大切です。初めての強い関節痛が出た時、関節の赤みや腫れが強い時、歩くのが難しいほど痛む時は、早めの受診をおすすめします。

痛風に見えても、別の関節炎や感染が隠れている可能性があるためです。確実な診断には、症状の経過や診察、必要に応じた検査が欠かせません。

とくに、高い熱がある時、悪寒が強い時、いつもの痛風発作と様子が違う時は注意が必要です。MSDマニュアル家庭版でも、関節の感染が疑われるような強い全身症状がある場合は、早めに医療機関へ連絡することが勧められています。痛み止めで一時的にしのぐのではなく、まず原因を見極めることが大切です。

受診時に持参したいもの

受診の際は、症状を正確に伝えられる準備をしておくと診察がスムーズです。いつから痛みが出たか、どの関節が痛むか、赤みや腫れがあるか、発熱の有無、これまでに同じ症状があったかを整理しておくと役立ちます。健診で尿酸値を指摘されたことがある方は、その結果も持参すると診断の参考になります。

護国寺内科・循環器クリニックでは、初診時の持ち物として、健康保険証、各種医療証、お薬手帳、紹介状や健診結果を案内しています。高血圧の薬や利尿薬を服用している方では、治療内容が尿酸値に関係することもあるため、服用中の薬がわかるものを持参して相談すると安心です。

痛風の検査

問診で確認すること

痛風の検査は、いきなり特別な検査から始まるわけではありません。まず大切なのは、いつから痛みが出たのか、どの関節が痛むのか、赤みや腫れがあるのか、これまでに同じ発作があったかを丁寧に確認することです。

日本整形外科学会でも、痛風は血中尿酸値の上昇に加えて、痛風に特徴的な症状がそろうことで診断できることが多いと案内されています。つまり、症状の出方そのものが診断の大切な手がかりになります。

護国寺内科・循環器クリニックでも、初診ではまず問診を行い、そのうえで必要に応じて検査を進める流れが案内されています。痛みが出た時期や健診結果、服用中の薬の情報があると、原因の見極めに役立ちます。とくに高血圧の治療中の方や、過去に尿酸値の異常を指摘された方は、その情報もあわせて伝えることが大切です。

血液検査で尿酸値を確認する

痛風が疑われる時には、血液検査で尿酸値を確認します。あわせて腎機能もみることで、尿酸が体の中で増えやすい状態なのか、排出されにくくなっているのかを考える手がかりになります。

日本整形外科学会でも、尿酸値をコントロールしていくためには、尿酸値と腎機能を含む定期的な血液検査が必要とされています。

ただし、血液検査だけで痛風を確定するわけではありません。痛風は、尿酸値が高いことに加えて、症状の出方や関節の状態をあわせて判断していきます。検査結果だけに目を向けるのではなく、今起きている痛みが本当に痛風によるものかを総合的に確認することが大切です。護国寺内科・循環器クリニックでも、問診のあとに必要に応じて血液検査を行う流れが示されています。

必要に応じて関節液検査や精密検査を検討する

より確実に痛風と診断するには、痛みのある関節の液体の中に尿酸結晶があることを確認する方法があります。日本整形外科学会は、発作中の関節内に尿酸結晶があることを証明するのが確実な診断だと説明しており、MSDマニュアル家庭版でも、炎症を起こした関節から採取した液体に尿酸結晶が認められれば診断がつくとされています。

すべての方にその場で関節液検査が必要になるわけではありませんが、症状が典型的でない時、ほかの関節炎との見分けが必要な時には、追加の検査や精密な評価を検討します。護国寺内科・循環器クリニックでは、必要に応じて基幹病院や専門医療機関と連携し、精密検査や入院治療が行える体制を整えているため、診断が難しい場合にも次の対応につなげやすい環境があります。

痛風の治療

痛風発作が起きている時の治療

痛風の治療では、まず今起きている強い炎症を抑えることが大切です。日本整形外科学会では、発作時の治療として消炎鎮痛薬が用いられ、前兆症状や発作の鎮静化にはコルヒチンが有効であること、局所の状態によってはステロイドの関節内注入が効果的な場合があることが示されています。

痛みが非常に強い時期は、無理に動かさず、早めに医療機関で治療方針を確認することが大切です。

一方で、自己判断で市販薬だけに頼り続けるのはおすすめできません。初めての強い関節痛では、痛風に似た別の関節炎や感染症が隠れている可能性もあるためです。痛みを抑えることは重要ですが、その痛みが本当に痛風によるものかを見極めたうえで治療を進める必要があります。

再発を防ぐために尿酸値を下げる治療

痛風治療で見落とされやすいのが、発作が治まった後の再発予防です。日本整形外科学会では、痛風発作が治まってから尿酸値をコントロールする薬を長期間服用すると案内しており、定期的な血液検査で尿酸値や腎機能を確認しながら管理することの重要性を示しています。

痛風は痛みが引いたら終わりではなく、原因となる高尿酸血症を整えていく治療が本体です。

また、尿酸値の管理は薬だけで完結するものではありません。e-ヘルスネットでは、高尿酸血症の予防と管理として、プリン体の多い食品の摂取を見直すこと、水分をしっかりとること、アルコール量を減らすこと、甘い飲み物を控えること、肥満があれば改善を目指すことが有効とされています。治療は、薬物療法と生活習慣の見直しを組み合わせて進めることが大切です。

より詳しい考え方は、Mindsで公開されている高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでも確認できます。

自己判断で薬をやめないことが大切

痛風は、症状が落ち着くと通院や服薬をやめたくなりやすい病気です。しかし日本整形外科学会は、痛風発作が起こらないからといって薬を勝手にやめてはいけないと明記しており、そのために再発する方が非常に多いと説明しています。痛みがない時期にも治療を続けることが、次の発作を防ぐためには欠かせません。

護国寺内科・循環器クリニックでは、生活習慣病の診療項目として高尿酸血症を掲げており、健診で尿酸値を指摘された方や、痛風をくり返したくない方が相談しやすい導線があります。

痛みへの対処だけでなく、尿酸値、生活習慣、服用中の薬、腎機能まで含めて確認しながら、無理のない形で再発予防につなげていくことが大切です。

痛風を予防する生活習慣

食事で見直したいポイント

痛風の予防では、尿酸値を上げやすい食習慣を見直すことが大切です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、プリン体の摂取が多い方は控えることが有効とされており、白子、レバー、干物は特に多く含みます。

肉や魚も量が増えすぎると負担になりやすいため、特定の食品だけを極端に避けるのではなく、食べる量の偏りを整える視点が重要です。あわせて、野菜、果物、豆類、全粒穀類を含めたバランスのよい食事が勧められています。

「痛風予防は食べてはいけない物を覚えること」と考えがちですが、それだけでは長続きしません。毎日の食事全体を整え、食べ過ぎを避けることが、尿酸値の管理にも体重管理にもつながります。日本整形外科学会でも、尿酸をコントロールするために食生活の見直しが必要とされています。

水分補給と飲酒の考え方

水分をしっかりとることは、痛風予防で見落とせないポイントです。e-ヘルスネットでは、尿路結石の予防のためにも十分な水分摂取が有効とされています。尿酸値が高い方や、過去に痛風発作を起こしたことがある方は、のどが渇いてから飲むのではなく、日中にこまめに水分を補う意識が大切です。

飲酒については、ビールだけ控えればよいわけではありません。e-ヘルスネットでは、すべての種類のアルコールが尿酸値を上げる方向に働くため、全体の量を減らすことが大切だと示されています。甘い清涼飲料水やジュースも尿酸値に影響しやすいため、日常的に飲んでいる方は見直しが必要です。無理にゼロを目指すより、まずは量と頻度を減らす形のほうが続けやすい予防になります。

無理のない運動と体重管理

肥満は高尿酸血症と深く関わるため、体重管理は痛風予防の基本です。e-ヘルスネットでは、肥満がある方では食事の見直しと運動で改善を目指すことが有効とされています。高尿酸血症は高血圧、脂質異常症、高血糖と重なりやすいため、体重を整えることは痛風予防だけでなく、生活習慣病全体の対策にもつながります。

運動は何でも強くやればよいわけではありません。e-ヘルスネットでは、尿酸が高い方ではウォーキングのような軽い有酸素運動が勧められており、過度な運動や無酸素運動は尿酸値を上げやすいとされています。

脈が少し速くなる程度の運動を無理なく続けることが大切です。護国寺内科・循環器クリニックでも、生活習慣病や高尿酸血症の相談ができ、患者さまのライフスタイルを尊重した医療を掲げています。痛風をくり返さないためには、短期間で急に変えるより、続けられる生活改善を積み重ねることが重要です。

痛風でよくある質問

痛みが治まったら受診しなくてよいですか

痛風は、痛みが落ち着いたからといって原因まで解決したとは限りません。日本整形外科学会では、痛風発作が治まった後に尿酸値をコントロールする薬を長期間服用し、自己判断で中断しないことが大切だと案内しています。発作がない時期にも高尿酸血症が続いていれば、再発につながる可能性があります。

そのため、痛みが引いた後こそ、尿酸値や腎機能を確認しながら再発予防を考えることが重要です。護国寺内科・循環器クリニックでも、高尿酸血症を生活習慣病の診療対象として掲げており、症状が落ち着いた後の相談先としてもつながりやすい体制があります。

尿酸値が高いだけでも相談したほうがよいですか

健診で尿酸値が高いと指摘されても、痛みがないと様子を見てしまう方は少なくありません。ただ、高尿酸血症は痛風関節炎だけでなく、腎障害、メタボリックシンドローム、心血管障害とも関連があると、厚生労働省の e-ヘルスネットで説明されています。症状がない段階でも、放置してよいとは言い切れません。

特に、体重増加が気になる方、高血圧や脂質異常症を指摘されている方、すでに一度でも関節痛を起こしたことがある方は、早めに相談しておくと安心です。護国寺内科・循環器クリニックは、予防医療の重要性を重視しながら、生活習慣病の相談を受ける方針を示しています。

ビールだけ控えればよいですか

ビールだけを控えれば十分、というわけではありません。e-ヘルスネットでは、アルコールは種類にかかわらず尿酸値を上げる方向に働くとされており、低プリン体をうたうお酒でも安心とはいえません。大切なのは、特定のお酒だけを避けることではなく、飲酒量全体を見直すことです。

また、予防の基本は飲酒だけではありません。食べ過ぎを避けること、水分をしっかりとること、有酸素運動を取り入れること、体重管理を行うことも重要です。尿酸値が高い方は、食事、飲酒、運動、体重をまとめて見直す意識が、痛風の再発予防につながります。

痛風や尿酸値の異常が気になる方はご相談ください

足の親指の付け根が急に痛んだ方、関節の腫れや赤みが気になる方、健診で尿酸値の異常を指摘された方は、自己判断で様子を見続けず、一度ご相談ください。痛風は、痛みが落ち着いても高尿酸血症が続いていれば再発につながることがあるため、今ある症状への対応だけでなく、原因の確認と再発予防まで見据えて診ることが大切です。

護国寺内科・循環器クリニックでは、生活習慣病の診療項目として高尿酸血症を案内しており、何科に行くべきか迷う症状も相談しやすい体制です。WEB予約と電話予約に対応しており、初診ではマイナンバーカードまたは健康保険証、お薬手帳、健診結果があると相談がスムーズです。

症状が強い時はもちろん、痛みが落ち着いた後や、まだ発作はないけれど尿酸値が気になっている段階でも、早めの相談が安心につながります。気になる症状がある方は、無理をせず受診をご検討ください。

まとめ

痛風は、血液中の尿酸が高い状態が続くことで起こり、足の親指の付け根を中心に強い痛みや腫れを引き起こす病気です。痛みがいったん落ち着いても、原因となる高尿酸血症が改善していなければ、再発や尿路結石、腎機能への影響につながることがあります。

また、痛風は関節の痛みだけの問題ではなく、肥満や高血圧をはじめとした生活習慣病と深く関わることも少なくありません。そのため、発作が起きた時だけ対処するのではなく、尿酸値の確認、生活習慣の見直し、再発予防まで含めて考えることが大切です。

足の親指の急な痛みが気になる方、健診で尿酸値の異常を指摘された方、痛風をくり返したくない方は、早めに医療機関へ相談しましょう。原因を確認したうえで、自分に合った治療と予防を続けていくことが、将来の再発予防につながります。

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