動悸で「息苦しい・冷や汗・めまい」…受診の目安と当院でできる検査・治療

2026年1月13日 ブログ

「数分で治まる動悸は受診すべき?」
「脈がバラバラだと危険?」

動悸で、こんな不安を感じたことはありませんか?

突然のドキドキや息苦しさ、冷や汗の裏には、不整脈や狭心症など見逃せない原因から、貧血・甲状腺・ストレスまで様々な可能性が潜みます。

動悸を感じたら、放置は禁物です。救急の目安を先に確認し、繰り返す動悸は循環器内科へ。

本記事で原因の整理と当日の検査・治療の流れをわかりやすく解説します。

そもそも動悸とは?症状の特徴

動悸の定義

動悸とは、ご自身で感じる心臓の鼓動の変化です。

心臓がドクンと強く打ったり、速く打ったり、時々脈が飛ぶように感じることがあります。

胸や首や喉のあたりで強く叩かれるように感じたり、パタパタと軽く違和感を感じたりすることもあります。

多くの場合、一時的なもので心配は入りませんが、時々治療が必要な病気が隠れていることもありますので、気になる症状が続く場合はご相談ください。

動悸の受診目安|危険な症状の判断

救急受診が必要な動悸のサイン

・胸や腕、背中、顎に圧迫感や痛み、不快感を感じる場合
・息切れ、めまい、冷や汗、意識が遠のく、目の前が暗くなるといった症状がある場合
・以前から心臓の病気を指摘されている方

上記のような場合は、救急受診をおすすめします。

動悸のセルフチェック

動悸は、ある瞬間に急に始まったのか、それとも数秒〜十数秒かけてゆっくり始まったのかを確認してみましょう。

動悸がしている間の脈が、規則的か不規則かを感じてみましょう。

動悸のあるときに、1分間にどのくらい脈を打っているかを数えてみましょう。

動悸の原因|心臓の病気とそれ以外

心臓性の動悸の原因

動悸の中には、期外収縮、心房細動、心房粗動、上室性頻拍、心室頻拍などの不整脈と呼ばれる心臓のリズムの異常や心不全、心筋梗塞、心筋症、心筋炎などの心臓のポンプ機能の異常が原因で起こるものがあります。

心臓以外の原因

不安神経症やパニック障害などの精神的な要因、高血糖や低血糖の血糖値の異常、甲状腺ホルモンやその他ホルモンの異常、飲み薬や喫煙や飲酒やカフェイン摂取の影響、さらに更年期、貧血、発熱、妊娠、運動などがきっかけとなって起こることもあります。

動悸の危険度の見分け方

動悸がすぐにおさまり、他の症状がない場合は多くの場合は軽症と考えられます。

ただし、いつもより動悸発作の頻度や動悸の持続時間が長くなっている場合は早めの受診をおすすめします。

一方、胸の痛みや圧迫感、息切れ、めまい、冷や汗、意識が遠のくような症状を伴う場合は、救急受診をおすすめします。

護国寺内科・循環器クリニックで行う「動悸」検査

心電図

動悸で受診された場合にまず行う検査です。

動悸の原因となる不整脈や心臓の異常の手がかりを見つけられることがあります。

ホルター心電図

通常の心電図は10秒間の短い心臓の電気的な活動の記録で不整脈の特定が困難な場合も多いです。

一方、ホルター心電図は24時間記録可能な検査で発作が頻回にある場合は日常生活や運動、ストレスのかかる状況で起こる一過性の不整脈を発見しやすくなります。

心臓超音波検査(心エコー)

以前より心臓の病気のある方、息切れや下肢のむくみなどの心不全症状のある方、心臓の雑音が聞こえる方、心電図で異常のある方は心臓に異常が見つかることが多いので心臓超音波で詳しく調べます。

胸部レントゲン

心臓の拡大や肺への水の貯留や滲み出しの有無を確認し、心不全に至っていないかを調べます。

血液検査

動悸の原因となるような心不全、貧血、甲状腺機能異常、血糖異常、電解質異常がないかを調べます。

護国寺内科・循環器クリニックで行う「動悸」治療

薬物治療の考え方

動悸の原因となる不整脈の種類、重症度、要因により様々ですが、心臓が原因でない場合には、まず動悸を引き起こす要因を避ける生活上の工夫を優先的にご案内します。

一方で、心臓に由来する不整脈によって動悸が強く、日常生活に支障がある場合には、お薬による治療を検討します。

ただ不整脈のお薬は副作用も多く安易にお薬を開始することはなく十分な検討が必要です。

不整脈の種類や原因によって異なりますが、まずは比較的副作用の少ないβ遮断薬やカルシウム拮抗薬を使用することが多いです。

生活指導・再発予防

禁煙を心がけ、飲酒やカフェインを控え、ウォーキングなどの適度な運動やストレスのコントロールを行うことが大切です。

高次医療機関連携

緊急で対応が必要な場合やカテーテルでの治療やペースメーカーでの治療が推奨される場合は適切な医療機関をご紹介させて頂きます。

動悸の予防と再発予防

不安・ストレス・睡眠・水分・有酸素運動・アルコール/カフェインの付き合い方

不安やストレスが原因で動悸が起こることもあります。

そのような場合には、ヨガ・瞑想・深呼吸など、副交感神経を高めるゆったりとした運動を取り入れることが効果的です。

また、禁煙、飲酒を控えること、カフェインを減らすこと、刺激の強い(スパイスの多い)食事を控えることも再発予防につながります。

さらに、過度な労働や睡眠不足を避け、心身を休める時間を意識的にとることも大切です。

高血圧・糖尿病・甲状腺疾患がある方の注意点

高血圧のある方では、血圧のコントロールが不十分だと心臓に負担がかかり、不整脈が起こりやすくなります。

そのため、1日6g未満の減塩食を心がけることをおすすめしています。

糖尿病のある方では、血糖が高すぎても低すぎても動悸による頻脈が起こることがあります。

糖質制限を行う際には、低血糖を防ぐための対応を含め、事前に十分な理解と準備が大切です。

また、甲状腺疾患が原因で動悸がみられる場合には、甲状腺ホルモンのバランスの異常を整える治療が必要になります。

その際は、適切な専門医療機関へご紹介させて頂きます。

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